キャリアに迷っていた私がAI×DXで起業するまでに至った物語
【Compass Works 合同会社 山口 正司(水曜10時コース)】
私は長年、佐賀県でITやDXに関わる仕事をしてきました。しかし経験を重ねる一方で、「この先、自分は何を軸に価値を出していくのか」というキャリアの迷いを抱えるようになっていました。そんな中で出会ったのがRYO-FU AI SCHOOL。生成AIを学び、AIを単なる効率化ツールではなく、思考を整理し行動を明確にするための相棒として使えるようになったことが大きな転機となりました。
さらに、よろず起業塾やTerakoyaの起業講座で事業づくりを学び、AIを活用した中小企業向けDX支援事業として起業を決意。現在はCompass Worksとして事業を立ち上げ、奔走中です。
IT・DX経験があっても埋まらない不安

受講前の私は、佐賀県内の中小企業に向けたIT導入やDX支援に長く関わってきました。業務改善やシステム導入の経験はありましたが、心のどこかで「この延長線に自分の未来はあるのか」という不安を感じていました。クライアントワークと社内報告業務に追われる毎日で、考える時間も余裕もありませんでした。AIが注目され始めていることは理解していましたが、何ができるのか、どう使えば価値につながるのかが分からず、誤った情報を出すのではないかという不安もありました。キャリアと技術の両面で立ち止まっていた状態だったと思います。
AIを疑い、自分で確かめる視点
RYO-FU AI SCHOOLで最も印象に残ったのは、生成AIを「正しく疑いながら使う」という姿勢でした。AIに質問して考察を深めるだけでなく、ハルシネーションを前提に一次情報を自分で調べ、その内容に自分の解釈を加えて言葉にする。この一連のプロセスを繰り返すことで、理解が表面的なものではなくなっていきました。さらに、自分の表現に対して他者からフィードバックを受け、またAIを使って考え直す。この循環が学びを加速させていると感じました。「忙しすぎる毎日に1時間の余裕を生成AIで」という講師の言葉は、業務だけでなく人生の使い方にも影響を与えています。
業務と起業準備でのAI実践

講座後は、日常業務である報告書作成や思考整理を中心に、意識的にAIを使うようにしました。GPTやGeminiを軸に、Snow、Genspark、Sola、Feloなど複数のAIツールを試し、目的別に使い分けています。特に工夫したのは、GPTとの対話を一度きりで終わらせず、やり取りを整理してプロンプト化し、GPTsとして再利用できる形にした点です。これにより、思考の整理から行動計画への落とし込みが早くなりました。また、よろず起業塾やterakoyaで学んだ内容をAIで構造化し、事業アイデアや計画を具体的な文章にまとめる実践も行いました。
起業という決断につながった変化
AIを日常的に活用するようになり、業務時間は1日あたり1時間以上短縮され、体感では作業時間が3分の1程度になりました。それ以上に大きかったのは、思考が整理され、行動の迷いが減ったことです。この変化はキャリアの選択にも影響し、AIを活用した中小企業向けDX支援事業として起業する決断につながりました。Compass Worksとして事業を立ち上げ、佐賀県の起業支援金にも採択されたことは、自分の選択が間違っていなかったという一つの証になっています。また、周囲からAIについて相談を受ける機会が増えたことも、自信につながっています。
迷いを越え、AIで地域を支える

今後は、AI×DXの力で佐賀県の中小企業を支える存在として活動を広げていきたいと考えています。私自身、AIにはリスクがあり不安や恐怖から使えなかった時期がありました。しかし注意点を理解し、小さく使い始めることで景色は変わります。まずは普段GoogleやYahooで検索している言葉を、そのままAIに聞くところから始めてみてください。それが迷いを越える第一歩になるはずです。
